みなさん、こんにちは。
今回の記事では、OCNモバイルONEについて記事をまとめます。
インターネットのプロバイダーとして有名なOCNが格安スマホ事業として行っているのがこのOCNモバイルONEです。
長い歴史を持ち、ネームバリューもあるOCNということで人気の高いOCNモバイルONEですが、今回は実際にOCNモバイルONEを利用すると、3大キャリアと比較して携帯料金がどのくらい安くなるのかを詳しく紹介していきます。
また、メリット・デメリットについてもわかりやすくお伝えしていこうと思います。
格安スマホへの乗り換えを考えている人や、携帯料金を少しでも安くしたいと思っている人には必見の内容となっていますので、ぜひ最後までチェックして比較・検討時の参考にしてみてくださいね。
Contents
OCNモバイルONEとは
OCNモバイルONEとは、NTTコミュニケーションズがサービスを運営しているMVNO事業者のことを指します。
使っている回線は、同じくNTTグループの「NTTドコモの回線」を利用しています。
エリアは、ドコモのXiエリア/FOMAエリアが対象のエリアです。
NTTドコモの回線を利用しているという事で、非常に安定した通信が行えることが予想できますね。
OCNモバイルONEの料金プランについて
OCNモバイルONEでは、大きく分けて3つのプランから選択することができます。
他の格安SIMでもよくみられる「データ通信SIM」「SMS付きデータ専用SIM」「音声通話SIM」の3種類です。
それぞれを詳しくみていきましょう。
データ通信専用SIM
110MB /月 | 900円 |
170MB /月 | 1,380円 |
3GB /月 | 1,100円 |
6GB /月 | 1,450円 |
10GB /月 | 2,300円 |
20GB /月 | 4,150円 |
30GB /月 | 6,050円 |
500kbps・15GB /月 | 1,800円 |
※最低利用期間・解除料金なし
SMS対応SIM
110MB /月 | 1,020円 |
170MB /月 | 1,500円 |
3GB /月 | 1,220円 |
6GB /月 | 1,570円 |
10GB /月 | 2,420円 |
20GB /月 | 4,270円 |
30GB /月 | 6,170円 |
500kbps・15GB /月 | 1,920円 |
※最低利用期間・解除料金なし
音声通話付きSIM
110MB /月 | 1,600円 |
170MB /月 | 2,080円 |
3GB /月 | 1,800円 |
6GB /月 | 2,150円 |
10GB /月 | 3,000円 |
20GB /月 | 4,850円 |
30GB /月 | 6,750円 |
500kbps・15GB /月 | 2,500円 |
全プラン共通
※通話料は「20円/30秒」
※最低利用期間は6ヶ月間
※最低利用期間内の解約には8,000円の解除料金が発生する
事務手数料…3,000円
SIM発行手数料…394円
OCNモバイルONEの料金プランについては上記の通りとなります。
他の格安SIMには見られない「日次プラン」というものが存在します。
OCNモバイルONEの「日次プラン」って?
通常、データ容量というのは月間で使える容量が決められており、一度速度制限がかかってしまうとその月の間はずっと速度制限がかかったままの状態となります。
これを解消するためにはデータ容量の追加購入が必須となり、月間の利用料が増加してしまうというデメリットがあります。
ですが、OCNモバイルONEではこれまでの常識を打ち破りました。
それぞれの料金体系についてまとめた表の、上から二つ目までのプランが「日次プラン」です。
要するにOCNモバイルONEでは一日毎に容量が決められているということです。
これを選択するメリットは、たとえ速度制限がかかってしまったとしても最大でも24時間待ちさえすれば速度制限が自動的に解除されるという点です。
110MBプランでは毎日容量いっぱいまで使用して3.4GB/月程度、170MBプランでは5GB/月程度という計算になります。
データ容量の繰り越しについては下記をご参照ください。
- 110MB、170MBプラン…翌日まで繰り越しが可能
- 3GB〜30GBプラン…翌月末まで繰り越しが可能
- 500kbpsプラン…繰り越しなし
支払い方法
OCNモバイルONEでの携帯料金の支払いは、基本的にクレジットカード払いのみの取り扱いとなっています。
どうしても口座振替でないと契約できない!という方は「カスタマーズフロント」と呼ばれるサービスセンターに電話をすることで専用の申込書を送ってもらうことができます。
クレジットカード払いにて契約するのと比較して、申込書のやりとりが必須となるため非常に時間がかかります。
そのため、OCNモバイルONEで契約をするのであればクレジットカードを持っておくようにしたいですね。
OCNモバイルONEの3大キャリアとの比較
3大キャリアと呼ばれるau、softbank、docomoとOCNモバイルONEを比較すると、一体どんな違いがあるのでしょうか。
料金やサービスを細かく比べていきますので、参考にしてみてくださいね。
大手3大キャリアとの比較
ここでは、大手三大キャリアの一つであるauとOCNモバイルONEの料金比較を行なっていきます。
auの場合
- スーパーカケホ…1,700円/月(5分以内の通話であれば24時間無料の料金プラン)
- LTE NET…300円/月
- データ定額3…4,200円/月(月間3GBまで使えるパケットパック)
上記合計…6,200円
※上記の合計金額とは別途、端末代金が発生
OCNモバイルONEの場合
- 音声通話SIM3GB…1,800円/月
- 10分かけ放題オプション…850円/月
上記合計…2,650円
※上記の合計金額とは別途、端末代金
auとOCNモバイルONEの一般的な料金プランで比較すると、その差額なんと3,550円です。
年間で42,600円の削減が出来るので、大手3大キャリアからの乗り換えであればとてもお得な内容となっています。
ここまでOCNモバイルONEの料金プランや、三大キャリアと比較してどれくらい携帯料金が安くなるのかを説明してまいりました。
次の項目では、OCNモバイルONEを利用するメリットについてご説明したいと思います。
【参考ページ】
・大手3大キャリアからOCNモバイルONEに乗り換えると携帯料金が〇〇円節約になりますよ!
OCNモバイルONEのメリットについて
OCNモバイルONEには大きく分けて5つの特徴的なサービスあります。
使う人によって大きなメリットとなるものがあるでしょう。
他の格安SIMにはない「日次プラン」
OCNモバイルONEにしかないポイントとして「日次プラン」の存在が挙げられます。
日次プランとは、日毎に通信容量が設定されている割安な料金プランのことです。
仮に速度制限がかけられたとしても、最大でも24時間経過すれば自動で速度制限が解除されるため、月間の容量を常に気にする必要がありません。
1日に使えるデータ容量は少なめなので、基本的にはWi-Fi環境下で使うのが良いでしょう。
それぞれの料金プランでデータ容量の繰り越しが可能
OCNモバイルONEでは、様々な料金プランが存在します。
気になるのがデータ容量を繰り越せるのかどうか、という部分ですが、ほぼ全てのプランでデータ容量の繰り越しが可能です。
プラン毎に繰り越しの出来る期日が異なりますので、下記をご参照ください。
- 110MB、170MBプラン…翌日まで繰り越しが可能
- 3GB〜30GBプラン…翌月末まで繰り越しが可能
- 500kbpsプラン…繰り越し不可
容量追加の際、2つのタイプから選択が可能
日間容量、並びに月間容量を最大まで使い切ってしまった場合、最大200kbpsの速度制限がかかります。
200kbpsという速度はインターネットに接続するだけでも数十秒かかるレベルの遅さです。
その速度制限を解除する際、下記の2タイプから選択して速度制限を解除することが可能です。
- 日次コース…その日一日の間は高速通信が無制限で使用可能。追加容量は即反映。
- 月次コース…0.5GB毎に購入可能。3ヶ月後の月末まで繰り越し可能。即反映。
※料金はどちらも500円。
日次コースが凄いですね。
その都度500円の料金がかかってしまいますが、その日中は高速通信が使い放題・無制限です。
日次コースは1回500円とは言え容量の追加をし過ぎると携帯料金が結果的に高くなってしまうため、安いプランで申し込んだものの何度も容量追加を行っているという人は、料金プランを見直すことをおすすめします。
通信速度に関わる2つの機能
OCNモバイルONEには、通信速度に関わる2つの機能があります。
バースト機能
バースト機能とは、速度制限時のイライラを解消してくれる機能のことです。
具体的には、速度制限時の「通信開始時のみ」高速通信が行われます。
速度制限がかかってしまうと最大で200kbpsの速度制限がかかりますが、インターネットに接続しようとするだけで数十秒程度の時間がかかる場合が多いです。
バースト機能は、その数十秒を削減して素早くインターネットに接続してくれます。
テキストが多いでWebページを閲覧する際に活躍しそうですね。
ターボ機能
ターボ機能とは、高速通信と低速通信の切り替えが出来る機能のことです。
常に高速通信を行なっているとすぐにデータ容量を使い切ってしまうので、こまめに切り替えながら使えると速度制限にかかる確率がグッと減ります。
Twitterのタイムライン表示程度であれば低速通信でも十分閲覧可能なレベルなので、こういった切り替えが出来る機能があるのは大変嬉しいですね。
「050 Plus」が無料、もしくは半額で使用可能
OCNモバイルONEでは、「050Plus」というIP電話サービスが利用できます。
「050Plus」とは、元々ある電話番号以外に「050」から始まる電話番号を付与することのできるサービスで、アプリを利用することで発着信も可能となります。
通常、このアプリを利用するには300円/月の利用料が発生しますが、OCNモバイルONEユーザーであればお得に利用することができます。
具体的な料金は下記をご参照ください。
- データ通信SIM利用時…150円/月
- 音声通話SIM…無料
通話料もお得なので、基本的にはこちらのアプリを利用して通話をするのが良いでしょう。
また、050PlusはIP電話のため、通常であればデータ容量を使ってしまうのですが、OCNモバイルONEでは050Plusがカウントフリーとなっています。そのため、どれだけ使ってもデータ容量を食うことがありません。
OCNモバイルONEを利用するデメリット
ここからは、OCNモバイルONEを利用する際のデメリットについて記載していきます。
大きく分けて4項目あります。
混雑する時間帯の高速データ通信には期待できない
OCNモバイルONEはユーザー数が多いMVNOと言えます。
そのため、一般的に通信料が集中する(=混雑する)と言われる時間帯のデータ通信が非常に遅いことが挙げられます。
ここでは実際の速度については割愛させて頂きますが、最も利用者数の増える12時台の速度には全く期待ができないようです。
会社員の方だと、仕事がひと段落ついてお昼ご飯を食べながら携帯電話をいじる、というケースが多いと思われますが、そういった使い方をしたい場合には不向きであると言わざるを得ません。
基本料金が他社と比較して割高
上記でOCNモバイルONEを利用する際の月額料金をまとめました。
表のとおり、他社MVNOと比較した際に月額料金が割高に設定されています。
大手3大キャリアから乗り換えてOCNモバイルONEにする分では月額料金を大幅に下げることが可能です。
ですが、UQ mobileや楽天モバイル、mineoといった他MVNOを利用すると更に料金が安いというケースが多いです。
月額料金を下げられるところまで下げたい、とお考えの方であれば他MVNOを利用された方がメリットは強いかもしれません。
プランやコースが非常に複雑
正直、今回の記事をまとめるのに苦労した点がこの点です。
公式ホームページが非常に見辛い構成となっており、携帯業界で働いている私でも調べるのに一苦労でした。
携帯電話に全く詳しくないユーザーからすれば一番初めに入ってきた料金の印象しか残りませんから、想定していた料金以上の価格が発生してしまうことも考えられます。
また、料金プランの種類が非常に多いこともそれに拍車をかけているように感じられました。
Wi-Fiを利用しないと日次プランは使いにくい
他MVNOにはないメリットとして「日次プラン」を挙げました。
ですが、逆に言えば一日あたり110MB、もしくは170MBしか使うことができません。
仮に、一切使わず翌日に繰り越したとしても220MB、もしくは340MBしか使うことができないため、動画視聴を始めとした多くの通信を行う使い方には不向きなプランです。
Wi-Fi環境下で使えるのであれば問題ありませんが、そういった環境が整っていない場での利用を想定するのであれば月次プランを選択した方が吉でしょう。
【まとめ】OCNモバイルONEで携帯料金を安くする!
これまで、OCNモバイルONEについてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか?
音声通話が多い方にとっては月々の携帯料金を安くできる魅力的な内容のMVNOと言えますが、データ通信を多く利用する若い方にはオススメできない内容かもしれません。
今回まとめた記事をご参考に、OCNモバイルONEと契約されるかどうかをご検討してみてください。