みなさん、こんにちは。
数多くのMVNO事業者から格安SIMが出されていて、検討するにもどこが良いのか困ってしまう場面が多いですよね。
今回は、そのお悩みを抱えている方向けに「DMMモバイル」についての記事をお送りいたします。
DMMと言えば動画配信やオンラインゲームの会社として有名ですが、実は格安SIMのMVNOとしても非常に安価なプランを提供しているんです。
そんなDMMモバイルの料金プランやシステム、3大キャリアとの料金比較、DMMモバイルのメリット・デメリットなど、DMMモバイルを利用する際に気になるポイントをまとめました。
ぜひ、格安SIMの乗り換え時や比較検討の際に役立ててみてください。
Contents
DMMモバイルとは
DMMモバイルは、動画配信を主とした事業を展開している株式会社DMM.comより提供されている格安SIMのことです。
回線は3大キャリアのドコモ回線を使用しており、業界最多プラン数、全プラン業界最安値水準を謳っています。
実際、他社格安SIMと比較しても価格は非常に安価な設定となっています。
DMMモバイルの料金について
それでは、早速DMMモバイルの料金プランについてみていきましょう。
大手3大キャリアからの乗り換えを検討されている方は、その価格の安さに驚くかもしれません。
DMMモバイルの料金システムはシングルコースとシェアコースに分けられます。
シングルコース
通常の料金プランとしてはシングルコースを選択することになるでしょう。
シングルコースはさらにデータ通信SIMプラン・通話対応SIMプランに分けられ、どちらのプランも他社格安SIMと比較してかなり安い価格設定がなされています。
2つのプランの月額料金表は以下の表を参考にしてください。
データ通信SIMプラン | 通話対応SIMプラン | |
ライト(無制限)※ | 440円 | 1,140円 |
1GB | 480円 | 1,260円 |
2GB | 770円 | 1,380円 |
3GB | 850円 | 1,500円 |
5GB | 1,210円 | 1,910円 |
7GB | 1,860円 | 2,560円 |
8GB | 1,980円 | 2,680円 |
10GB | 2,190円 | 2,890円 |
15GB | 3,280円 | 3,980円 |
20GB | 3,980円 | 4,680円 |
※通信速度最大200Kbps
シェアコース
データ通信SIM(最大)3枚プラン※ | 通話対応SIM1枚+データ通信SIM(最大)2枚プラン※ | |
8GB | 1,980円 | 2,680円 |
10GB | 2,190円 | 2,890円 |
15GB | 3,280円 | 3,980円 |
20GB | 3,980円 | 4,680円 |
通話対応SIM2枚データ+通信SIM(最大)1枚プラン※ | 通話対応SIM3枚プラン | |
8GB | 3,380円 | 4,080円 |
10GB | 3,590円 | 4,290円 |
15GB | 4,680円 | 5,380円 |
20GB | 5,380円 | 6,080円 |
DMMモバイルの料金には、シングルコースの他にシェアコースというタイプがあります。
こちらはその名の通り、1つの月間パケット量を最大で3枚のSIMで分け合って使うことのできるプランです。
シェアコースは他社格安SIMと比較してみてもかなり割安な料金内容となっています。
また、上記は8GB以上のプランのみを掲載していますが、シェアコースでも1GB~7GBを容量を選択することは可能です。
その場合は、1つのSIMあたり300円の月額費用が発生します。
その点のみ、上記の8GB以上のプランとは異なりますので注意しましょう。
音声通話
- 通話料…20円/30秒
- DMM専用アプリ「DMMトークアプリ」での通話…10円/30秒
- 10分かけ放題オプション…850円/月
通話に関しては上記の表の金額が発生します。
格安SIMでよくある、その事業者から提供されている専用アプリ経由で通話を行えば半額で利用できます。
また、2017年10月1日より、新たに10分かけ放題オプションの提供を開始しました(今までは5分かけ放題)。
月額料金はこれまでと変わっていないので、単純に1回の通話時間が倍になったと思えば良いですね。
データ量について
DMMモバイルでは、月間データ量の繰り越しは翌月末まで可能となっています。
多めのデータ量で契約をしたとしても翌月末まで繰り越しができるので安心ですね。
また、逆に月間のデータ容量お使い過ぎてしまった場合は、容量の追加が出来ます。
データ容量の追加オプションの金額は以下のとおりです。
100MB | 200円 |
500MB | 600円 |
1GB | 1,100円 |
繰り越しなし1GB | 480円 |
追加購入したデータ容量は購入した月から3ヶ月後まで繰り越すことが可能です。
最後の「繰り越しなし」に関しては、購入した月のみしか利用できませんが、破格の480円となっているため、利用量の多い人には嬉しいですね。
大手3大キャリアで容量を追加する際は1GBあたり1,000円かかってしまうので、繰り越しができないとしても非常に安い価格で追加することができます。
DMMモバイルの共通項目、大手3大キャリアとの比較
DMMモバイルの基本的な料金プランについては把握できたでしょうか?
ここからはDMMモバイル共通項目の紹介と、大手3大キャリアとの比較をしていきます。
最低利用期間について
※音声通話SIM契約時のみ
- 利用開始の翌月1日から数えて12ヶ月間
- 解約手数料一律9,000円(税別)
音声通話SIMに関しては1年間(利用開始付きを含めると13ヶ月間)の最低利用期間が発生します。
いわゆる「契約期間の縛り」ですね。
この期間内での解約やMNP転出する場合は解約手数料として9,000円のペナルティが発生するので注意しましょう。
契約の際の手数料について
- 新規契約手数料…3,000円/月
- SIMカード準備料…394円/1枚
- 他社へのMNP転出…3,000円/1電話番号
契約をする際の事務手数料はこのようになります。
新規、もしくは他社からの乗り換え(MNP)でDMMモバイルを契約する場合は、新規契約手数料の3,000円とSIMカード準備料の394円、合計で3,394円(税別)が必要になります。
また、DMMモバイルからMNPで出て行く場合、上記のMNP転出料3,000円がかかります。
最低利用期間内のMNP転出の場合は別途9,000円の解約手数料が発生します。
大手3大キャリアとの比較
それでは、ここで大手3大キャリアとDMMモバイルの月額料金を比較してみましょう。
今回はドコモの料金と比較してみます。
ドコモの料金内訳
- カケホーダイライトプラン…1,700円/月
- spモード…300円/月
- データSパック(小容量)2GB…3,500円/月
上記合計…5,500円/月
DMMモバイルの料金内訳
- シングルコース通話対応SIM2GB…1,380円/月
- 10分かけ放題オプション…850円
上記合計…2,230円/月
上記の表を見比べていただければわかると思いますが、使えるデータ量は同じで通話時間はDMMモバイルの方が長いにもかかわらず「3,270円」もの差額があります。
ドコモからDMMモバイルに乗り換えた場合は1年間で39,240円もコストを削減することができ、非常に魅力的な内容ですね。
【参考ページ】
・大手3大キャリアからDMMモバイルに乗り換えると携帯料金が〇〇円節約になりますよ!
DMMモバイルの多すぎるメリット
DMMモバイルの料金プランやシステムを知っただけでも、その魅力が多いことがおわかりいただけたかと思いますが、ここではDMMモバイルのメリットについて詳しく紹介していきます。
DMMモバイルは「多すぎる」と言っても全く過言ではないほどメリットが豊富なMVNOです。
一般的に携帯電話会社とは長い期間付き合っていくものですから、メリットは多ければ多いほど良いですよね。
それでは、契約~使用にあたってDMMモバイルにはどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
業界最多プラン数、業界最安値水準を謳っている
DMMモバイルはプラン数が非常に多いMVNOです。
大きく分けて2タイプ(シングルコース、シェアコース)あり、さらにそれぞれで9項目のプランが用意されています(シングルコースのみライトプランが選択可能)。
シェアコースに関しては、音声通話にSIMとデータ通信専用SIMの組み合わせが自由(最大で3枚まで)であり、それぞれで9項目のプランが用意されています。選択肢が多いというのは大きなメリットの1つですよね。
ここまで多くの料金プランが設定されている格安SIM事業者はないため、自分の使い方に最適な料金プランを見つけることができると思います。
かけ放題プランがある
今では当然とも言える「かけ放題プラン」ですが、格安SIMを提供しているMVNOでは、このかけ放題プランを提供していない事業者がまだまだ多くいます。
そのため「通話が多いならやっぱり大手3大キャリアか…」となりがちなのですが、DMMモバイルは、このかけ放題プランを提供してくれています。月間の携帯電話にかかる費用を格安に抑えながらも長い時間の通話にも対応しているということですね。
ちなみに2017年10月1日から「5分かけ放題」が「10分かけ放題」になり、オプションの内容が変更となりました。
「5分かけ放題」と料金は変わっていないので、単純に通話時間が倍になったと思って良いでしょう。
5分と10分ではかけられる電話の種類も変わってきますよね。
いつも電話が5分をぎりぎり超えてしまっていた、という人もお得になるサービスです。
SNSフリーオプションがある
DMMモバイルには「SNSフリーオプション」と呼ばれるオプションがあります。
月額で250円が発生しますが、LINE、Twitter、Facebook、Messenger、InstagramといったSNSが月間データ量を消費せずに使い放題となる、いわゆる「カウントフリー」という機能を付与できるので、非常にお得な内容のオプションです。
2017年9月から提供が開始され、現在はキャンペーン中のため、2017年12月末まではオプション利用料金が0円で利用できます。DMMモバイルを契約するのであればぜひ使いたいオプションと言えます。
使い切れなかったデータ容量の繰り越しが可能
DMMモバイルでは大容量のプランとして15GBと20GBのプランがあります。
これらを契約した際、使い切れるかどうかが心配な方もいらっしゃるかと思いますがご安心ください。
DMMモバイルでは、使い切れなかったデータ容量は翌月末まで繰り越すことが可能です。
「自分の使用量を詳しく把握していないけどたくさん使いたい」という人も安心して大容量のパックを選択できますね。
速度制限がかかっても容量追加で回避可能。更に価格が相当スゴイ!
上記とは逆に、データ通信をし過ぎたことで速度制限がかかってしまう方もいるかと思います。
その場合DMMモバイルでは、データ容量を追加で購入すれば速度制限を回避することが可能です。
追加購入の金額については後ほど詳しくご説明しますが、中でも繰り越しなしの1GB追加購入がダントツでお得です。
大手3大キャリアで1GBの容量を追加購入する場合は1,000円かかりますが、DMMモバイルでは1GB=480円で済みます。半額以下で買えるのでお得ですよね。
注意点としては、繰り越しなしの条件で購入したデータ容量は購入した月の末日までしか使えないので、購入したのであればしっかりと使い切るようにしましょう(繰り越せるタイプの1GB追加購入も可能です)。
高速通信と低層通信の切り替えが可能。更にバーストモードまでついてる!
DMMモバイルでは、高速通信と低速通信を切り替えることが可能です。
低速通信(最大200Kbps)であれば月間のデータ容量を消費せずに済むので、うまく使い分けて利用することで月間のコストを最大限削減することが可能です。
また、バーストモードと呼ばれる機能も付いています。
バーストモードは低速通信時でも「通信開始時のみ」高速通信が行われるので、Twitterなどテキスト主体のWebサイト等であればすぐに表示させることが出来ます。
シェアコース申込時に複数のSIMを発行するとおトク!
DMMモバイルのシェアコースで契約をする際、同時に複数のSIMの契約すると事務手数料が1回線分しか発生しません。
1回線あたり3,394円(新規契約手数料+SIM準備料)がかかりますので、シェアコースを契約する際は複数SIMを同時発行して削減できるところは思いっきり削減してしまいましょう。
DMMモバイルと契約する際のデメリット
ここからは、DMMモバイルを契約する際のデメリットについてご紹介したいと思います。
たくさんのメリットがあり非常に魅力的なDMMモバイルですが、デメリットもいくつかあります。
メリットだけではなくデメリットについても理解を深めておくことで、様々なMVNOと比較しやすくなりますよ。
店頭での申し込みができない
DMMモバイルは、業界内で最安水準の料金プランを提供しています。
ここまで料金を抑えることができる理由として、実店舗を持たずに設備費や人件費をかけていないということが挙げられます。
そのため、DMMモバイルを申し込みたいと思った場合はWebサイトから申し込むことになります。
Webサイトから申し込みを行うという手前、その日中に使えるということはありません。
DMMモバイルのサイトから申し込みが完了しても、使えるようになるまで若干の日数がかかるという点は急ぎの場合デメリットとなります。
今すぐに使いたい!ということであれば、他の格安SIM業者を使いましょう。
時間帯によっては通信速度が遅い
DMMモバイルは料金は非常に安価ではありますが、それによって人気に火がつき、利用者が一定数以上います。
そのため、アクセスの増える12時頃や20時頃の通信速度が遅いという口コミがあります。
「アクセスの多い時間帯に動画やゲームなどをよくする」「通信速度が遅くなるのがとにかく嫌」という人は、独自の回線を利用しており通信速度が安定しているUQやY!mobileを契約するようにしましょう。
【まとめ】DMMモバイルで携帯料金を安くする!
いかがでしたでしょうか。
今回はそんなMVNOの一つ、DMMモバイルの料金プランやシステム、3大キャリアとの料金比較、DMMモバイルのメリット・デメリットについて詳しくご紹介しました。
自分に合ったMVNOを選べば、月々の携帯料金を安くお得にすることができます。
格安SIMを比較中という方はぜひ今回の記事を参考にして、面倒になりがちな格安SIMの比較を楽しんでみてくださいね。