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ワイモバイルで携帯料金は安くなる?
みなさん、こんにちは。
今回は桐谷美玲さんが出演されているCMで話題の「ワイモバイル」についてご紹介して参ります。
ワイモバイルは、3大キャリアとは独立したキャリアとして展開されていましたが、2015年4月にソフトバンクに吸収合併されました。
格安SIMを展開・運営している「MVNO」とは異なり、自社回線を用いたサービスを提供しています(ソフトバンク傘下の「MNO」というくくり)。
また、ワイモバイルは過去にイーモバイルやWILLCOMを吸収したキャリアであり、他の格安SIMの中でも非常に珍しいキャリア体系となっています。
今回はそんな「ワイモバイル」の料金プランや3大キャリアとの携帯料金比較、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
携帯料金は複雑でわかりにくい、という人にも読みやすくまとめていますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
料金プランについて
ワイモバイルの料金プランは1種類のみ。
「スマホプラン」と呼ばれています。
その中から月間使用量によって異なるプランを選択するという内容になっています。
名称は「スマホプランS/M/L」となります。
スマホプランS
- 月額料金2,980円
- 2年契約
- 月々1GB
- 国内10分までの通話料は無料
スマホプランM
- 月額料金3,980円
- 2年契約
- 月々3GB
- 国内10分までの通話料は無料
スマホプランL
- 月額料金5,980円
- 2年契約
- 月々7GB
- 国内10分までの通話料は無料
料金プランは上記の3パターンからいずれかひとつを選択する形です。
いずれも国内通話は10分間無料で、超過分については「20円/30秒」です。
以前までは月間300回までは10分以内の通話が無料、という内容でしたが2017年2月から仕様が変更となりました。
さらに、今では「データ容量2倍(2年間)」というキャンペーンが適用されます。
これは文字通り、月間の利用可能データ量が2倍になるというもので、スマホプランMを選択していれば月間6GBを3,980円(1年間は2,980円)で運用できるようになります。
ワイモバイル独自のキャンペーン「ワンキュッパ割」
ワイモバイルには「ワンキュッパ割」と呼ばれるキャンペーンがあります。
これは、上記の「スマホプランS/M/L」を選択したユーザーに対して、加入翌月から12か月間、基本使用料が1,000円割引されるというキャンペーンです。
このキャンペーンが出た当初は、他の格安SIM業者では「〇分かけ放題」というプランがなかったこともあり、非常に注目を集めました。
次の項目では3大キャリアの1つであるソフトバンクの携帯料金とワイモバイルの携帯料金を比較していきますが、「ワンキュッパ割」が適応される加入翌月から12か月間でどれくらいの差が出るのかも検証していきたいと思います。
3大キャリアとの料金比較
実はわたくし、元々はソフトバンクユーザーだったのですが、今はワイモバイルに乗り換えています。
独自の回線を使用しており速度は安定しており、それでいて月額利用料金が安くなるという試算だったので乗り換えたのですが、今では月々の携帯電話利用料金が2,000円程度(クーポンコード併用中)で運用できています。
ソフトバンク使用時は月額8,000円以上かかっていたのでコストメリットが大きすぎました。
ここでも実際に試算してみましょう。
ソフトバンクの料金プラン
- スマ放題…2,700円
- 24時間国内通話無料の料金プラン
- ウェブ使用料…300円
- Eメールの機能を付与するための、スマホ必須のオプション
- データ定額パック小容量2GB…3,500円
上記合計…6,500円+別途端末代金
ワイモバイルの料金プラン
スマホプランS…2,980円
月額利用料金2,980円+別途端末代金
上記の試算結果を見て頂くとお分かりになる通り、ワイモバイルでは月額利用料金がソフトバンクの半額以下となっています。
その差額、なんと3,520円!
ワイモバイルでは上記に加えて前述した「ワンキュッパ割」が1年間適用されるので、さらに1,000円のコストメリットがあります。
「ワンキュッパ割」とは、契約した翌月から12か月間は基本使用料が1,000円割引されるというものでしたね。
単純に計算してみると、1年間は1,980円×12=23,760円、その後の1年間は2,980円×12=35,760円で、合計すると59,520円です
(2年間の総額)。
ソフトバンクを計算すると、2年間で156,000円もの金額を支払うことになります。
その差額はなんと96,480円!!
ワイモバイルを2年間使うことを想定すると、こんなにも差額が出てきます。
しかも、現在では「データ容量2倍(2年間)」が適用されていますので、月間使えるデータ量はソフトバンクと同じです。
にもかかわらず、ワイモバイルとソフトバンクでは月額料金の面でこんなにも差が出ることがわかりました。
ワイモバイルのメリットについて
ここでは、ワイモバイルのメリットを紹介していきます。
3大キャリアと比べて月額料金が格段に安い
ワイモバイルでは、先ほど比較した結果の差額を見てわかるとおり、3大キャリアより携帯料金を格段に安く抑えることが可能です。
他の格安SIMとは異なり、自社回線を使用
ワイモバイルは元々独立したキャリアとして運営されているので、自社で回線を所有してサービスの提供を行っています。
それがどういうことかというと、速度が非常に安定しているという事が言えます。
他の格安SIM事業者は3大キャリアから回線を貸与してもらって自社サービスをくっつけて運用しています。
その為、ユーザーの集中する昼間や夜間には貸与されている回線が「詰まって」、回線が遅くなることが多いのです。
その点、ワイモバイルは自社回線を使用しているので非常に安定した速度を維持できるのです。
10分の無料通話が元からついている
ワイモバイルの料金プランには元から10分かけ放題の内容が含まれています。
10分以内かけ放題のプランは、格安SIMが登場したばかりの頃、3大キャリア以外では非常に珍しい内容でした。
しかも、その内容がこの低価格で提供されているので非常に注目を集めていました。
その後にほぼ同じ内容で追随してきたのがUQ mobileです。
さらにオプションを付けると24時間国内通話が無料となるのは、3大キャリアを除くとワイモバイルだけですね。
全国各地に店舗を運営している
格安SIM事業者の場合、まだまだ店舗が設置されていない事業者が多く、電話やインターネットからの問い合わせしかできませんでした。
ですが、ワイモバイルは元々独立したキャリアとして運営されていたので、全国各地にワイモバイルショップが展開されています。
3大キャリアと同様で店舗に行けばなんでも教えてもらえるので、携帯電話に疎い方でも安心して使うことが可能です。
ソフトバンクWi-Fiが使える
町中のお店に行ったりすると、ソフトバンクの白い犬のマークが書かれた看板がついていたりしませんか?
その店舗では、ソフトバンクWi-Fiスポットとして、無料でWi-Fiに接続することが出来ます。
ワイモバイルはソフトバンク傘下のキャリアなので、このソフトバンクWi-Fiスポットを使うことが出来ます。
様々な割引や特典が受けられる
ワイモバイルには、様々な割引施策やキャンペーン、特典が受けられます。
その一例を箇条書きにてご説明してまいります。
- 契約した翌月から基本使用料が1,000円割引される「ワンキュッパ割」
- 家族割引
- 格安SIMでは珍しい施策
- 容量のシェアが可能
- Yahoo!Japanとの提携サービスがある
- Yahoo!Japanのサービスを利用するとTポイントが貯められる
- 光セット割がある
Etc.
ワイモバイルのデメリットについて
ワイモバイルの契約をする前に、ワイモバイルのデメリットと思われる点についても知っておきましょう。
格安SIMと比較すると料金が割高
ワイモバイルは、元々3大キャリアと肩を並べて運営されてきたキャリアです。
その為、3大キャリアと比較すると価格が非常に安価な内容なのですが、格安SIM事業者と比較すると料金が割高に見えてしまいます。
下記に一例を挙げてみましたので、比べてみてください。
- ワイモバイル…2,980円(スマホプランS。月間1GB)
- IIJ…1,600円(ミニマムスタートプラン。月間3GB)
- 楽天モバイル…1,600円(通話SIMの3.1GBプラン)
- mineo…1,600円(ドコモプラン音声あり。月間3GB)
他の格安SIM事業者は、大体が3GB使えて1,600円です。
その金額と比べるとワイモバイルは1,000円程度料金が高く、月間使えるデータ量が少ないという計算になります。
特に若者に見られる傾向ですが、今では音声通話と言うものが利用される頻度が少なくなってきています。
その為、格安SIM事業者は、必要な人だけオプションで通話〇分かけ放題を付与するといった流れになってきています。
ワイモバイルはすでに料金に「10分かけ放題」が含まれているので、割高な内容となっています。
最低利用期間と解除料金の存在
ワイモバイルの料金プランは、基本的に「2年契約」です。
契約期間の定めのないフリープランもありますが、非常に割高な内容となる為オススメできません。
他の格安SIM事業者の場合、音声通話アリの場合であれば、大抵の最低利用期間は1年間(13か月)、データ通信のみであれば最低利用期間が設定されていない事業者も多々あります。
その点を比較すると、2年契約しか選べないワイモバイルは縛られる期間が長い為、見劣りしているように見えます。
2年契約の場合、更新月以外での解約やMNP転出の際に解除料金9,500円(税抜)が取られるのもデメリットであると言わざるを得ないでしょう。
しかし2年契約が当たり前である3大キャリアからワイモバイルに乗り換える人にとっては、条件は変わらないためデメリットとは感じない人も多いかもしれません。
データ通信容量が3パターンからしか選べず、大容量プランが設けられていない
3大キャリアから大容量プラン(20GB以上の料金プランのこと)が展開されたことにより、他の格安SIM事業者も大容量プランを展開しています。
ですが、ワイモバイルは1GB、3GB、7GBの3パターンのプランしか設けられていません。
一応、データ容量2倍(2年間)というキャンペーンのおかげで、スマホプランLを選択していれば月間14GBまで使うことは可能ですが、アプリをよく使う方や動画をよく見る方には少し心許ないかもしれません。
【まとめ】ワイモバイルで携帯料金を安くする!
今回の記事では、ワイモバイルの携帯料金や基本情報、3大キャリアとの料金比較、メリット・デメリットについてまとめてみました。
3大キャリアからの乗り換えを考えている人にとっては、携帯料金を大きく下げることができ、通信速度にも心配がない、不安なことは店舗を訪れての質問も可能という点でメリットが多く感じられるでしょう。
わたし自身、ワイモバイルを使っていますが元々ソフトバンクユーザーだったこともあり、月各利用料金は現時点で非常に安価な内容で満足していますし、アプリや動画もほとんど利用しない為、大容量のプランがなくても問題ありません。
むしろ、この低価格でワイモバイル独自の安定した回線を利用できるという事でメリットの方が多く感じられます。
現時点で3大キャリアを使っており、携帯電話関係についてよくわかっていないという方であれば、全国各地に店舗が展開されていることからも、ワイモバイルをオススメいたします!